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最新の高性能LLM「Claude 3.5 Sonnet」を「Tachyon 生成AI」に搭載

Anthropic社の最新・最高性能LLM「Claude 3.5 Sonnet」を追加

エムシーデジタル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:河内 伸学)は、同社が開発を進める法人向け生成AIサービス「Tachyon 生成AI」に、最新の大規模言語モデル(以下LLM:Large Language Models)である「Claude 3.5 Sonnet」を搭載しました。 本アップデートにより、これまで以上に幅広い業務シーンで高精度なLLMをお使いいただくことが可能となります。


新モデル:「Claude 3.5 Sonnet」について

・Anthropic社「Claude 3.5 Sonnet」
最新モデルの前身となる「Claude 3」シリーズは2024年3月に発表され、最高精度モデルである「Claude 3 Opus」はユーザー参加型のChatbot評価指標(※1)において、当時の最新モデルであるOpenAI社の「GPT4」を上回り、市場における最高性能を記録しました。 当社内の検証においても、「日本語」における長文の理解や文章作成能力が極めて高いことを確認しています。

今回、リリースされた「Claude 3.5 Sonnet」は中位モデルである「Claude 3 Sonnet」のアップデート版であり、低コストながらも非常に高精度な出力が可能なモデルとして登場しました。 例として、高度な推論能力を示す指標では、現在のOpenAI社の最高精度モデルである「GPT-4o」を上回ることが示されています。(※2)

「Tachyon 生成AI」においては、本アップデートに伴い既存モデル「Claude 3 Sonnet」を「Claude 3.5 Sonnet」にアップデートし、前シリーズの最高精度モデル「Claude 3 Opus」と高速モデル「Claude 3 Haiku」を含めた3モデルのご利用が可能となります。


LLMの切り替え時のTachyon生成AIの画面

※1:カリフォルニア大学バークレー校の学生と教授陣らが設立した研究組織Large Model Systems Organization(LMSYS Org)のLLMのベンチマークプラットフォーム「Chatbot Arena」における「elo rating」を参照。ユーザーが名称がマスクされた2つのモデルの出力を比較し、より望ましい出力に投票することでモデルの性能を客観的に評価した指標。

※2:AIモデルの高度な学術的理解力と推論能力を評価するためのベンチマーク:GPQA:Graduate-level Professional Quality Assurance(大学院レベルの専門的品質保証)において、「Claude 3.5 Sonnet」は59.4%を記録し、「GPT-4o」の53/6%を上回ることが報告された。



複数LLMを選択できることで生まれる新たな価値

「Tachyon 生成AI」では、OpenAI社が開発するLLM「GPT」、Google社開発「Gemini」、Anthropic社開発「Claude 3/3.5」を搭載しています。 今回追加された最新のLLM「Claude 3.5 Sonnet」を含めて、以下9つのモデルをご利用いただけます。


「Tachyon 生成AI」に搭載されているLLM一覧

上記モデルシリーズを適材適所で活用することで、業務における生成AIの実行水準を高めることが可能となります。
例えば、高度な文章理解や文章生成を必要とするタスクには「Claude 3.5 Sonnet」を、画像をテキスト化するようなマルチモーダルな処理には「GPT-4o」「Gemini 1.5 Pro」を、大量の文章を高速で処理したい場合には「Gemini 1.5 Flash」を使用するなど、各種LLMの長所を活かした柔軟な活用が可能となります。
本アップデートにより、ユーザー様のビジネスへの生成AI活用の幅が広がることを期待しています。

「Tachyon 生成AI」の概要

「Tachyon 生成AI」はエムシーデジタル株式会社が手掛ける月額550円(※3)からご利用可能な法人向け生成AIサービスです。 入力されたデータは生成AIの学習に使用されないセキュアな環境下で生成AIをご活用頂くことが可能です。
個別の業務ユースケースに特化した機能を多数提供しております。


「Tachyon 生成AI」の機能一覧

<主要な機能>

  • チャット機能:複数LLMから選択して生成AIとチャット形式での対話が可能。画像を入力としたマルチモーダルな会話や、文書ファイルを活用した要約やQA機能も搭載。
  • カスタムアシスタント機能:複数の文書ファイルを一括アップロードすることで、バックオフィス業務における問い合わせ対応や、日常業務におけるドキュメント整理を効率的に実施することが可能。
  • アノテーション機能:自由記述のアンケートデータ等をタグ付けして集計可能にすることで、テキストデータの定量化を推進し、集計作業の業務効率化や意思決定の高度化を支援する機能。
  • 議事録生成機能:音声や動画ファイルを登録することで、1時間のMTGに対し、15分程度で文字起こしと議事録を自動生成する機能。日常の議事録作成業務を大幅に効率化することが可能。

※3:ユーザー一人当たりの金額。ご利用人数により変動いたします。

無料トライアルについて

現在、無料トライアルを実施中です。無料トライアルでは「Tachyon 生成AI」の全ての機能をご利用いただけます。サービス説明やトライアルをご希望の企業様は、以下URLより必要事項を記入のうえ、お申し込みください。 https://www.mcdigital.jp/tachyon_genai/

今すぐ試せるdemo版について

「Tachyon 生成AI」は、登録後すぐに試せるdemo版をご用意しております。無料トライアルに先んじて機能や価値をご体感頂けます。本アップデートの対象である「Claude 3.5 Sonnet」もご利用頂けます。ぜひ、「Tachyon 生成AI」の価値をご体感ください。(※4)

※4:demo版は、一部機能の制限がございます。なお、無料トライアル前の簡易利用を想定しておりますので、利用期間は一ヶ月とさせていただいております。 また過度なご利用が確認されたアカウントについては、弊社からご連絡の上、ご利用を一時停止させていただく場合がございます。

エムシーデジタル株式会社について

エムシーデジタル株式会社は、三菱商事株式会社の100%出資により設立された、最高峰の技術水準を保有するテクノロジーカンパニーです。 デジタル化によって社会はますます高度に複雑化しており、当社はテクノロジーを持って課題を解決するプロフェッショナル集団として、全産業をフィールドにデジタルプラットフォームの構築を進めています。
また、企業対抗プログラミング競技大会「PG BATTLE」で2年連続優勝(2021年、2022年)、世界的なプログラミング大会「Meta Hacker Cup 2022」にて日本人1位(13位入賞)などの実績があり、さらにKaggle Grandmaster・Masterが多数在籍しています。

会社名:エムシーデジタル株式会社/MC Digital, Inc.
代表取締役社長:河内 伸学
住所:東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 日比谷三井タワー11階
設立:2019年9月12日
従業員数:79名(2024年4月時点)
資本金:1億円(内、資本準備金5000万円)