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OpenAI・Google・Anthropicの最先端8モデルを法人向け生成AIサービス「Tachyon 生成AI」に搭載
プレスリリース
テクノロジーをもって企業の課題解決を支援するエムシーデジタル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:河内 伸学)は、GPT/Gemini/Claudeの複数LLM利用が可能な法人向け生成AIサービス「Tachyon(タキオン)生成AI」において、OpenAI社の「o3」「o4-mini」、Google社の「Gemini 2.5 Pro」「Gemini 2.5 Flash」「Gemini 2.0 Flash」「Gemini 2.0 Flash-Lite」、Anthropic社の「Claude Opus 4」「Claude Sonnet 4」という最新かつ最高性能のモデル群を新たに追加搭載しました。

今回搭載される新モデル(全8種)の特徴
OpenAI社「oシリーズ」の最新モデル
OpenAI o3:最先端の推論能力
「o3」は、OpenAIの現行最高性能モデルとして、極めて高度な推論能力を誇ります。複雑な数学、コーディング、科学技術計算といった難易度の高い課題解決に優れており、STEM系ベンチマークでは従来モデルを大幅に上回り、研究開発や高度な技術調査に最適です。またビジネスシーンにおいても、複雑な課題に対して人間のように思考し解決策を導き出します。市場調査レポートの分析や競合情報の整理、企画書や提案書の作成支援など、高度な思考を要する業務において圧倒的な効率化を実現します。OpenAI o4-mini:高度な推論能力と効率性を両立した軽量モデル
「o4-mini」は、「oシリーズ」の強力な推論能力を備えつつ、処理速度とコスト効率を高めたコンパクトなモデルです。o3同様、数学、コーディング等のタスクにおいて卓越した性能を発揮しながら、応答を高速化させています。
Google社「Geminiファミリー」の多様な選択肢
Gemini 2.5 Pro:最高レベルの知能と超広大な文脈理解性能
「Gemini 2.5 Pro」は、Googleの現行モデルで最もインテリジェントなAIモデルの一つと位置付けられ、複雑で高度なタスクに対して、極めて高いパフォーマンスを実現します。また現在、コンテキストウィンドウ(※1)は100万トークンと巨大で、さらに今後2倍の拡張も予定されています。長大な契約書や研究レポート、大量のプロジェクト資料等を一括解析し、全文脈を保った高品質な回答を生成します。Gemini 2.5 Flash:膨大な文脈を理解しながら高効率の回答生成能力
「Gemini 2.5 Flash」は、複雑な課題に対応する「Gemini 2.5 Pro」の回答品質を維持しつつ、速度とコスト効率を最適化したモデルです。広大なコンテキストウィンドウと回答性能を引き継ぎながら、コストや速度の面で高いパフォーマンスを発揮します。Gemini 2.0 Flash:回答性能・応答速度・コストのバランスに優れる
「Gemini 2.0 Flash」は、日常的なタスクに対応する主力モデルとして位置づけられ、回答性能・コスト・応答速度のバランスが取れたモデルです。昨今の最高性能モデルで採用される思考しながら回答を生成する「推論モデル」ではないため、応答速度に優れています。Gemini 2.0 Flash-Lite:最も高速なモデル
「Gemini 2.0 Flash-Lite」は、Geminiファミリーの中で最も高速かつコスト効率に優れたモデルとして設計されており、他シリーズ同様100万トークンのコンテキストウィンドウを保有しているため、膨大なデータ入力に対し、最も素早く回答を生成します。
Anthropic社「Claudeシリーズ」の新たな進化
Claude Opus 4:極めて高度な推論・長期タスク遂行に特化
「Claude Opus 4」は、数千ステップにおよぶ推論を数時間維持できる能力を備えた最上位モデルであり、大規模コードベースの自動リファクタリングや長期的な意思決定支援など、従来モデルでは困難だった複雑なタスクを高精度に実現可能です。Claude Sonnet 4:高い実用性とコスト効率を両立
「Claude Sonnet 4」は、Opus 4と同じハイブリッド推論アーキテクチャを継承しながら、応答速度とコストを最適化したバランス型モデルです。コード生成・編集能力と指示追従性が大幅に向上し、日常的なドキュメント解析やプログラミング支援やマルチステップの業務フロー実行タスクなど幅広いユースケースに対応します。
※1:大規模言語モデル(LLM)が一度に処理可能なデータ量(トークン数)の上限
複数LLMを比較することで最適な回答を取得
「Tachyon 生成AI」では、今回追加された新モデルも含めて同時に最大4つのAIモデルの出力を比較可能な「モデル比較機能」を提供しております。各モデルの特徴を理解しながら、効率的に最適な出力結果を取得することが可能です。
モデル比較機能を用いて複数LLMから同時生成した「Tachyon 生成AI」の操作画面
Tachyon 生成AIで提供されるLLM一覧
「Tachyon 生成AI」では、OpenAI社が開発するLLM「GPT」や「oシリーズ」、Google社開発「Gemini」、Anthropic社開発「Claude 3/3.5/4」、Preferred Elements社開発「PLaMo Prime」を搭載しています。最大4つのAIモデルの出力を同時に比較可能な「モデル比較機能」をご活用いただくことで、各モデルの特徴を理解しながら、効率的に最適な出力結果を取得することができます。
「Tachyon 生成AI」に搭載されているLLM一覧
上記モデルシリーズを適材適所で活用することで、業務における生成AIの実行水準を高めることが可能となります。
例えば、極めて高度な専門知識や推論を伴う処理には「o3」「Gemini 2.5 Pro」「Claude Opus 4」、速度とコスト効率を両立した大量処理には「Gemini 2.5 Flash」、複雑なコーディング支援や柔軟な思考深度が求められるタスクには「Claude Sonnet 4」「o4-mini」 など、各種LLMの長所を活かした柔軟な活用が可能となります。本アップデートにより、ユーザー様のビジネスへの生成AI活用の幅がさらに広がることを期待しています。
「Tachyon 生成AI」の概要
「Tachyon 生成AI」はエムシーデジタル株式会社が手掛ける月額770円(税込)(※2)からご利用可能な法人向け生成AIサービスです。入力されたデータは生成AIの学習に使用されないセキュアな環境下で生成AIをご活用いただくことが可能です。
個別の業務ユースケースに特化した機能を多数提供しております。
「Tachyon 生成AI」の機能一覧
<主要な機能>
- チャット機能:GPT/Gemini/Claude/PLaMoの複数LLMから選択して生成AIとチャット形式での対話が可能。画像を入力としたマルチモーダルな会話や、文書ファイルを活用した要約やQA機能も搭載。
- カスタムアシスタント機能:複数の文書ファイルを一括アップロードすることで、バックオフィス業務における問い合わせ対応や、日常業務におけるドキュメント整理を効率的に実施することが可能。
- アノテーション機能:自由記述のアンケートデータ等をタグ付けして集計可能にすることで、テキストデータの定量化を推進し、集計作業の業務効率化や意思決定の高度化を支援する機能。
- Web検索連動機能:最新のインターネット情報を参照し、より正確かつ最新の情報に基づいた回答を生成する機能。回答に参照ページが表示されるため、ユーザーはエビデンスを容易に確認することが可能。
- 議事録機能:音声や動画ファイルを登録することで、1時間のMTGに対し、15分程度で文字起こしと議事録を自動作成する機能。日常の議事録作成業務を大幅に効率化することが可能。リアルタイム議事録機能や、オンラインMTG収録機能、辞書登録機能、自動話者分離機能等、豊富な機能を提供。
※2:ユーザー一人当たりの金額。ご利用人数により変動します。
「Tachyon 生成AI 議事録機能」の詳細
Tachyon 生成AIの議事録機能では、効率的な議事録作成業務を支える多様な機能を搭載しています。AI専門会社としての高い技術力を活かした独自開発のアルゴリズムや生成AIに最適化されたシステム設計により、高い議事録品質および業務削減効果をご提供いたします。
「Tachyon 生成AI - 議事録機能」に関する機能マップ
無料トライアルについて
現在、無料トライアルを実施中です。無料トライアルでは「Tachyon 生成AI」の全ての機能をご利用いただけます。サービス説明やトライアルをご希望の企業様は、以下URLより必要事項を記入のうえ、お申し込みください。
https://www.mcdigital.jp/tachyon_genai/
今すぐ試せるデモ版について
「Tachyon 生成AI」は、登録後すぐに試せるデモ版をご用意しております。無料トライアルに先んじて機能や価値をご体感いただけます。今回搭載された最新モデル「o3」「o4-mini」「Gemini 2.5 Pro」「Gemini 2.5 Flash」「Gemini 2.0 Flash」「Gemini 2.0 Flash-Lite」「Claude Opus 4」「Claude Sonnet 4」をご利用いただけます。ぜひ、「Tachyon 生成AI」の価値をご体感ください。(※3)
※3:デモ版は、一部機能の制限がございます。 なお、無料トライアル前の簡易利用を想定しておりますので、利用期間は一ヶ月とさせていただいております。 また過度なご利用が確認されたアカウントについては、弊社からご連絡の上、ご利用を一時停止させていただく場合がございます。
エムシーデジタル株式会社について
エムシーデジタル株式会社は、三菱商事株式会社の100%出資により設立された、最高峰の技術水準を保有するテクノロジーカンパニーです。デジタル化によって社会はますます高度に複雑化しています。
当社はテクノロジーをもって企業の課題を解決するプロフェッショナル集団として、全産業をフィールドにデジタルプラットフォームを構築し、世界中の産業を変える大きなインパクトを生み出すことを目指しています。
また、企業対抗プログラミング競技大会「PG BATTLE」で2年連続優勝(2021年、2022年)などの実績があり、さらにKaggle Grandmaster・Masterが多数在籍しています。
会社名:エムシーデジタル株式会社/MC Digital, Inc.
代表取締役社長:河内 伸学
住所:東京都千代田区有楽町一丁目1番2号 日比谷三井タワー11階
設立:2019年9月12日
従業員数:82名(2025年4月時点)
資本金:1億円(内、資本準備金5000万円)